この週末の19日、ゲストハウス奈良日和りにて『PrsnT in 奈良』が催され、そこでお話しさせていただきます。
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PrsnTとは、以下のような主旨で行われています。(以下、guchibankサイトより抜粋)
PrsnTとは?日本の「今(PresenT)」をリアルタイムで駆け抜けているインディペンデントな人達が「プレゼンテーション(PresenT)」を通して、未来の日本に向けて「プレゼント(PresenT)」する。そんな『新しい時間』を提供するイベントです。社会人の方にはもちろんですが、特に中高生・大学生の「未来」に役に立ててもらいたい、そんな思いでPrsnTはスタートします。フリートークの時間を通して、年齢や職種を超えた「新しい日本」を考えるコミュニティを、ここから一緒に作っていければと思っています。
そんな『PrsnT in 奈良』で当方が語るテーマは、『価値』についてです。
自分が動き出すきっかけとなる対象……そこに必ず存在するのが「価値ある何か」だと考えます。
もし現状にそうした”動き出すきっかけ”がないと、その状況をただただ憂うのか、それとも自ら創り出してしまうのか……このベクトルの向け方が、各人のパーソナリティとして表れるといえそうです。
いま当方は、〜仕事術 x 和ごころ〜という価値を創造しようと模索中です。
そこには東京では得られない時間の流れに身を置くことで、見つけられるかもしれない……そんな可能性が、個人的遷都を起こさせた奈良という場への期待なのです。
では今まさに感じている、奈良の価値を3点にまとめましょう。
ポテンシャルを持ちながらも未開発という価値
「大仏商法」と揶揄される、名物に頼り切ってただ待っている商売の仕方。
頭を下げずとも人が訪れる環境の有り難さに、地元民の奢りが生まれたという皮肉です。
奈良の多くの人たちは、それではアカンと思っています。
しかし長年の受動的な姿勢が、どうしても「だからどうする?」にまで実践し切れていないのが現実のようです。
「奈良のためにどう役に立つの?」な観点で考えるのではなく、「奈良が世の中にどう役に立つの?」への切り替えが必要に思います。
そのあたりを、この奈良という地に棲息しながら見つけ出せそうな可能性を感じているのです。
暮らしに歴史的文化と自然が共存する価値
都会での気分転換は、その場から離れる行為……たとえばネットのコンテンツに気持ちを移すなどがあるでしょう。
それによって、意識がそこにない人たちが同じ電車に乗り合わせたり、会食したりするのです。
古都奈良には、気持ちを落ち着かせてくれるリアルな対象が存在します。
街の機能を有しながらも、隣り合う歴史や文化、そして自然と触れ合うことができます。
だから奈良にいることで、前回の記事にある『オンラインデトックス』を実践できそうな予感がしました。
→ 第395話「歩きスマホをやめるために、取り組むべき3つのお行儀」
そうしたライフスタイルの変革を、奈良という環境を味方に取り組めると期待しています。
なにより不便で不自由という価値
築80年ほどになる町家で暮らすと、とにかく不便や不自由を感じます。
建屋はスキマだらけで、断熱や遮音性が低い。
建具が歪み、襖や障子が楽に開け閉めできない。
虫があちらこちらから挨拶してくる……云々。
やはり都会での快適性は格別です。仕事や生活での活動におけるストレスが解消されるよう、街全体としても図られています。
ただしその理由は、都会を形成するために必要な、人々を取り巻く時間の流れに対応しなければならないからだと思います。
奈良はそんなに早く動かなくてもいい。
だから襖の建て付けが悪くても、それに付き合ってあげればよいのです。
だって、東京ほどのスピードはどこにも求められていないのだから。
……ということで個人的遷都を果たした今、『ならがよい』という活動を通じながら、新たな価値創造を求めて精進してまいります。
そして、そのあたりの熱き想いを、19日(土)に開催される『PrsnT in 奈良』で発散させます!
