アイデア発想は強い動機と多くの自問で成功する、と教えてくれる実践本!

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本屋でグッときてしまい、即購入した書籍です。

『希望をつくる仕事 ソーシャルデザイン』

井上雄彦氏の表紙イラストが目を留めさせ、“アイデアは地球を救う”というコピーが手を伸ばさせました。

 

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第1章の「希望をつくる仕事とは」には、絵物語で表されています。

小さな町にあった音楽堂と公園のお話です。
そのストーリーを追うことで、社会的な活動(ソーシャルプロジェクト)についてのイメージがつかめます。

物語の最後には「心のしぼむようなできごとがあっても、誰かのふとした行動が希望の種となり、その場所に元気を取り戻すきっかけとなることがあります」と続くメッセージが、読んでいる自分の背中を押してくれます。

 

第2章から「希望をつくる仕事」の具体的な取り組み方法がまとめられ、第3章の7つのステップにはアイデア発想のプロセスが展開されています。

「①問題に気づく→ ②詳しく知る・感じる→ ③仲間を増やす→ ④アイデアを発明する→ ⑤アイデアを磨く→ ⑥実行する・アクションする→ ⑦ふりかえる・つなぐ・まわす」(p20〜21)

事実・現象を見据えて、真因の仮説化を行い、それを解決する方法をアイデア発想法を用いながら発散し、実現可能性で収束させるという思考アプローチとなっています。

 

圧巻なのは第4章にある35の事例ですね。
発想パターンと具体例を関連付けてわかりやすくまとめられています。

当方が今考えているビジネスプランに役立ちそうなヒントが、次のような項目に散見していました。

[ビジュアルにする]シンボルカラー、シンボルマーク、キャラクター

[○○の力を活用する]学生、伝統、テクノロジー

[スポットを当てる]スローガン

[コンテンツをつくる]曲、絵本

[新しい価値をつくる]遊べるもの、ファッション

[発想をジャンプさせる]皮肉な計らい、逆転

[仕組みをデザインする]習慣化、ワンアクション

特に”皮肉な計らい”の例として、タイの喫煙防止のキャンペーンが唸りましたね。
路上喫煙している人に小さな子供がタバコ片手に近づいて、「ライターを貸して」と声をかけるというとどうなるか……、という実験です。(詳細は本書にて)

こうしてアイデア発想の仕掛けを学んでいくと、自分でも何か生み出せるかもという気になってくるから不思議です。

 

創造的活動は動機付けとなる課題認識と、その解決策を見出す自らへの質問づくりから始まります。

課題認識のためには、巻末に掲載されている「ソーシャル・イシュー・ヒントマップ」が秀逸です。
社会の課題と考えられる事象が一枚のマップにまとめられています。

その中に自らが着目する問題が存在しているかどうか探せば、発想への動機付けはさらに高められることでしょう。
当方のビジネスプランについても、その要素はいくつか記述されていました。

 

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どうやら、この一冊でアイデア発想法の講義テキストに使えそうですね。

 

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