スライド投写だけではない、企業研修でのパソコンの使い方

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研修における講師は、自分のパソコンを持参してプロジェクターに接続し、講義テキストをスクリーンへ投写します。
当方の場合は、MacBookAirやiPadを持ち込みます。

ただある研修テーマでは、MacBookAirをプロジェクターから外して研修会場の真ん中へ移動させることがあるのです。

それは『ネゴシエーション研修』です。

 

ネゴシエーション研修では、ビジネスの交渉活動を体系的に学習し、現場での実践力を身につけます。

そのためには、受講者はグループに分かれて、予め設定された相容れない事情に基づいて、交渉の役割や進め方などの準備を行います。
ホワイトボードなんかで仕切りを作り、互いが視界に入らないようにして相談を始めます。

その際、研修会場の空間レイアウトによっては、演習中にどうしても他のグループでの討議内容が耳に入ってくることがあります。

それを防ぐために、話し合うグループの中間地点にパソコンを移動させ、スピーカ音量を最大にしたうえで、あるサイトにアクセスするのです。

それが『Rainy Mood』という雨の音をずっと流すサービスです。

以前、このエントリーでも取り上げました。
【新Mac mini を導入して、仕事に集中すべくサウンド面を強化しました】 

 

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雨音でなくても音楽を流して話し声をかき消すことができますが、ビジネス環境を想定すると違和感があります。
選択する曲によっては場内の雰囲気まで変わってしまうので、そのチョイスに神経を使わなくてはいけません。

したがって、自然音を流すことが討議へ集中する環境を保持しながらも、消音効果を高めるわけになるのです。

 

実はこの『Rainy Mood』だけを、ネゴシエーション研修に利用しているのではありません。

交渉準備を終えた各グループが、互いに膝をつき合わせてロープレする際に、あるタイミングで“You Tube”にもアクセスするのです。

そのコンテンツは交渉の終了間際に再生し、徐々にフェードインさせて場内へ響かせます。

 それが……

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交渉に熱中すると時間経過を忘れがちになるので、「はい、そろそろ終了してください!」なんて声を張り上げていたのですが、なんども呼びかけるのがたいそうなので、静かに『蛍の光』を流す。それだけです。

すると、受講者が「あ…」と我に返り、交渉を合意に向けて収束させようとし出します。

書店で本を読んでいると時間を忘れますが、店内にこの曲が流れると「閉店や」と気づいて帰り支度をするのと同じですね。

こうして無事に演習終了と相成るのでした。

 

以上のような、音による講義の演出は当方独自のことなので、企業研修のスタンダードではないことをご承知ください。

……ということで、我が講義スタイルの紹介でした。

 

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