個人が独立して働くべきか、組織の中で活動するかを決める要素とは?

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自分が働きたいスタイルをめざすと、個人で独立という選択肢が魅力的にみえてきます。

組織で仕事をすれば、意思決定など何事にも他者の介在が多くなり、自らが仕事をコントロールしていくには障害を感じることでしょう。

だからといって実力があれば独立すべきかといえば、決してそうとは言い切れません。

その仕事を求めるターゲット(顧客)がどのようなニーズ(欲求)を持っているかが重要になるのです。

そのあたりのメカニズムについて、あの有名な『マズローの欲求段階説』を用いて解釈してみましょう。

 

マズローの欲求段階説

心理学者アブラハム・マズローが唱えた自己実現の理論ですが、賛否両論がありながらも、それなりの納得性は得られます。

人は下層領域の欲求が満たされることで、上次元をめざすという心理的な働きをピラミッド構造図で表しています。
【関連リンク:マズローの自己実現理論】 

 

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これをターゲットの心理面に当てはめてみると、次のような法則性が見出せます。

 

『安定・安全の欲求』を求めるターゲットは、うまく行って当たり前を求めます。
したがって、そのビジネスを進める組織や人は、仕事では褒められる機会は少なくなる傾向があります
しかしながら、誰もが求めるサービスなので需要は常にあり、景気の影響を多少喰らっても決してなくなることはありません。
さらにマスが大きい分、組織的に対応していく必要があります。

 

逆に魅力的にみえる仕事の多くは、何か特別な評価が世間から得られるように感じられます。
ターゲットの『自己実現』に影響を与えたりできるから、感謝されたりします。
かく言う当方の講師業もたまに羨ましく思われ、”講師になるための本”なんかが出版される今日この頃です。

しかしそうした欲求の高次元化に携わる仕事は、我々を取り巻く環境が少なからず影響します。
ある意味、安定した社会の上でようやく成り立つビジネスなのです。
東北大震災のような事態が発生し、人々が生活の安定が脅かされると、一挙に消えてなくなる仕事といえましょう。

 

したがって独立して輝かしいビジネスを始めるのなら、自分や家族を含めて安定を求める気持ちとの訣別が必要になります。
華やかに映る仕事を営む人ほど、このような覚悟を伴いながら取り組んでいます。自らの”自己実現の欲求”だけでは、独立のおいて不十分だという理屈が成り立つのです。

昔は、組織の中でこの自己実現が成されていました。
組織人は出世というレベルアップにより、責任が大きくなりながらも、それに応じた権限が得られたからです。
だから出世することが魅力的だったのでしょうが、いまや責任者になっても権限が省かれてしまう現実が待っています。
すると、出世することがマイナスなイメージに捉えてしまい、組織で活動する閉塞感〜意欲の低下が生まれてしまうといえるでしょう。

 

……ということで、マズローの欲求段階説をベースに説明してみました。

こうした複雑な関係性を説明するために、空間的な論理図解を駆使すれば、何らかの概念を伝える説得性が増します。
教える活動では、図解の応用は必須ですね。

 

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