特撮モノで学ぶ、アイデア発想への飽くなき情熱!

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展示最終日となる10月8日に、東京都現代美術館『館長庵野秀明 特撮博物館』へ訪れました。

とにかく頭の中では、”並んで、並んで、並び疲れて眠るまで、並んで♪” や “〜並んで、並んで、並ぶぅううううっ♪”ってな嘘唄がリフレインしまくるほど行列に並び、ようやく入場できました。
展示会場に入るやいなや、もう大興奮です。

特撮って、本当に多くの制作スタッフの知恵と工夫と体力で出来あがっているのですね。

たとえば、巨神兵

このモンスターの動きは、次のような仕掛けになっているのです……

 

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これは文楽の人形遣いと同じような構成・役割ですね。

文楽では主遣いのかしらと足遣いに当たる部分を前の人が行い、後ろの人は主遣いの右手と左遣いに相当します。

そしてブルースクリーンと同化するように、青いスーツで身を覆います。
後で背景と合成し、人間の姿は消してしまうのです。

 

この展示会では、そんな特撮現場の工夫が数多く紹介されています。

たとえば、このように天地逆転させて撮影することで、見せたくないモノを隠したり、より大きく見せたいモノを撮ったりできます。

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さらに、特撮スタジオのジオラマの中を歩け、写真まで撮れます。

これがそのセットの全貌です。

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腰を下ろし目線を下げれば、ミニチュアはこんなにリアリティを増します。

スタッフの懲り具合が伝わってきますね。

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こうした特撮スタジオという創造空間に浸れるだけでなく、展示会場では子供の頃に観た懐かしいヒーローや怪獣にも出会えます。

ゴジラを筆頭とする東宝やウルトラマンの円谷プロダクションだけなく、大映やピープロまで幅広いアイテムが展示されていました。

例えば……

ガメラの着ぐるみ、マグマ大使のロケット。圧巻は特撮ヒーローたちのマスクです。

ヒューマン、トリプルファイター、レッドマン、スペクトルマン、怪傑ライオン丸、ファイアーマン、シルバー仮面、アイアンキング、サンダーマスクなどなど。
「ちょっとお父さん、ライオン丸から観たいんで、こっちから並ぼう」と子供の手を引く父親の姿が微笑ましかったです。

 

とにかく大人になった今もなお特撮モノに惹かれるのは、当時の制作スタッフがアイデアをふりしぼって、本気で非日常な世界を創り出してくれていたからでしょう。
視聴者が子供だろうが手を抜かず、プロの仕事をしっかり見せると、それは多くの人たちの脳裏へ末永く残るのです。

ちなみに、怪獣のデザインから見るアイデア発想の事例はこのエントリーでまとめています。
ウルトラ怪獣から学ぶアイデア発想法『オズボーンのチェックリスト』 

我々も特撮現場の職人たちに負けないよう、ビジネスの現場で創造を拡げていけるプロフェッショナルとして活躍し続けたいものですね!

 

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