次元からの信用を失いかけたルパンが取った、捨て身の作戦とは?

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お手本になるようなリーダーがいないって? いやぁ、ちゃんといるじゃな〜い。それもアンタの目の前にね!(←山田康雄氏風に)
……ってなことで、ルパン三世のリーダーシップ研究です。

’71年テレビシリーズ第15話ルパンを捕まえてヨーロッパへ行こうは、ルパンと銭形警部との駆け引きが見どころの作品です。
そして最初から不二子がルパンファミリーに加わっています。役者が揃ったエピソードとなっているんですね。

物語は、銭形警部が警視総監からヨーロッパ視察を言い渡された際、渡航前にルパンを逮捕することを約束します。
よって、いつも以上に神経をとがらせて、ルパンを追い込むわけです。

その結果、作戦を見抜かれ危うく捕まりかけたルパンに対して、次元が激高。ルパンを怒鳴りつけるのでした。

図解にすれば、こ〜んな感じ……

 

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ルパン、次元、五ヱ門と不二子は忍び込んだ金満邸で、時価3億円の胸像強奪に失敗をし、銭形警部率いる警察隊から追われる。
命からがら逃げ切り、4人が揃ったところで、次元が怒りをあらわにした。

ルパン「やばかったなぁ〜」

次元「どういうことなんだ。これは! 前もってちゃんと調査したのか!」

ルパン「うっ、そりゃつまり、銭形がオレの手口をよく研究してたってことだよ……」

次元「ちがう! おまえの作戦が強引過ぎたんだ。つまり、銭形を侮り過ぎた!」

その後、ルパンは作戦を組み立て直そうとして、ミーティングを行う。
……が、そこでも。

次元「どうするんだ、ルパン」

ルパン「つっ、それを今考えてんのよ」

次元「一度ケチが付いた仕事だ。この際やめるか」

ルパン「やめちゃうか。……バカ! このルパン様は予告した仕事をやめたことは、一度もねえ!」

次元「でもな、やれる裏付けのあってのことだろ」

 

次元大介の思考特性は、『計画通り、組織的な活動、実直、リスクヘッジ、最後までやり抜く』です。

(参考となるリンク先:リーダーにふさわしい? ルパン三世の行動特性を分析する基本理論!

したがって、今回のような事前調査不足による失敗は許されず、たとえルパンであってもその感情をぶつけます。
さらに、リスキーな仕事には手を出さない傾向も強く出るわけです。

まさしく相棒の協力が得られないだけではなく、自らの信用にも影響する事態において、ルパンは次元の意見を受け止め、不二子の進言をヒントに考えました。

……それは、あえてルパンが銭形に捕まるというシナリオだったのです。

 

ルパンは声を荒げる次元に対して、その態度や言い草に引っ掛かるのではなく、ひとつの意見として捉えています。

正論であったとしてもメンバーに反発されるだけで、リーダーとしての自分の顔に泥を塗られたような屈辱を感じ、チーム内の力関係で相手をねじ伏せる。
そんな一方的な対応ではなく、ちゃんとメンバーの意見に耳を傾け、反省しながらも率先垂範していく姿は、かえってリーダーとしての大きさを感じさせますね。

互いに意見を出し合えるチーム環境とは、リーダーが自信をもって事態に立ち向かえる実力があってこそ築き上げられるのでしょう。

さぁて次回の研究題材は『宝石横取り作戦』。チャンネルは決まったぜ!

 

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