2万人を教えてわかった、出世した人の5つの学び方

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ざっくりした計算ですが、講師業を11年続けて2万人以上の方々へ講義をさせていただきました。(講演やスピーチは除きます)

当方が同時に講義した最大人数は、この写真にある約300人の方々です。(講師控え室に映るモニターを撮影)

ホワイトボードでは受講者には見えないので、ノートパソコンにワコムのタブレットを接続してから、パワーポイントのスライドへ直接ペン描画し、スクリーンへ映し出しました。
そして、なんどもステージから観客席へ降りていき、受講者のワークシートをチェックしたりしたのです。

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多くの経験の中、様々な企業と長く付き合っていくと、組織の中で出世された”受講者のその後”を知ることがあります。

望まれる結果を出された方々は、講師の立場で接する当方の記憶にも刻まれていることが多いですね。
ま、なんやかんやで目立っているからでしょう。

そんな出世された方々の目立ち具合、いわゆる受講姿勢を思い起こすと、次のような5つの傾向が認められました……

 

① 穏やかな”まなざし”ながら、批判的な視点を持ち合わせている人 ————————-

講義中は斜に構えたり、敵対心を見せたりするのではなく、なんでも吸収していこうと前向きな姿勢でいます。
したがって、情報をキャッチしようと心を開いている状態が、まなざしに表れます。

しかし、自分なりの考えをはっきりと示すため、 キリッと辛口の質問や投げかけをしてきます。
決して、講師を温かく見守り、講義内容を鵜呑みにしているわけではないということですね。

 

② ディスカッションでは、話し合いの方向性を示す人 ————————-

グループワークなどで、メンバーが意見交換を行います。
観察していると、主に意見を発している人と、それを受け止めている人とに分かれます。

もちろん前者に属するのですが、その発言内容が自らの主張のみ述べている人と、話し合いの狙いを認識して集団の意見を収束する人へ、さらに二分するのです。
互いに声高影響者には違いないのですが、目的達成に向かってポジティブに働くかネガティブに反応するか、その集団へ影響する方向が異なったりしているんですね。

 

③ 講義での情報を取捨選択した上で、ペンを動かす人 ————————-

当方はホワイトボードに何か描くことが多いです。
テキストに載っている情報だけではなく、そのときの受講者の様子を察知して学習内容を深めるために、ホワイトボードへ追記するのです。

それらを捉えて、すべてノートに書き写すか、全くノートに書かない受講者がいます。
たまに、研修アンケートへ「テキストに載せて欲しい」と訴えます。

ところが、目的を持って受講されている方は、自らのフィルターに通しながら、ノートへ書き残す情報を取捨選択しているのです。
チラッとそのノートを覗いてみると、丸写しではなく自分なりのアウトプットになるよう工夫しているから、たいしたものなのです。

 

④ 講師に対して怖れていない人 ————————-

講義が始まる前に、受講者が自由に席取りをする場合、多くの人は後方や端の席へ陣取ろうとします。
集団に隠れるように、自分の安住の地を探すのです。

やはり学ぶ姿勢のある人は、早く来ても前の方から座ります。
「講師がナンボのものじゃい!」って感じで、堂々としています。

さらに、気軽に質問してきます。そんなにすごい質問を放つわけではないけど、割とフランクに問いかけてきます。
講師を脅威の対象とは思っていないのですね。

 

⑤ ちょっと態度の目立つ人 ————————-

④の影響もあってか、講師の目に留まりやすい人たちなので、何かと目立っています。
だから、たまに集中力を切らして、別のことをやり出してもわかっちゃうのです。

そんなときに講師は、受講者の学習意識を講義に向けさせようとさらに頑張ったりします。
いわば、講師の講義品質をコントロールしているともいえますね。

 

……ということで、この5条件に当てはまる受講者が、後に「〇〇さんが、管理職になりましたよ」と人事担当の方から報告を受けたりします。
そして「あぁ、そうでしょうね」と想い出しながら応じられます。

ちなみに当方が講義した中で、最も少ない受講者数は1名
家庭教師状態で、4時間向かい合いました。いまでも憶えているその受講者は、某雑誌の編集長でしたね。……お元気でしょうか。

 

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