奈良西大寺の大茶盛を東京で体験しました。その舞台裏は!

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9月9日、東京日本橋にある奈良まほろば館にお邪魔して、西大寺の大茶盛に参加させていただきました。

奈良を愛する身とすれば、このイベントを体験しなくてどうするんだ! という気持ちで望んだ次第です。

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西大寺を再興した叡尊上人が、正月に八幡宮へ茶を献上し、その残りを人々へ施したという謂われから、代々続いている行事です。

人々にお茶を振る舞う際に茶碗が足らなかったことから、大きな茶碗をつくって回し飲みしたので”大茶盛”となりました。
さながら酒盛りのような賑やかさがあったため、格式にこだわらないことが茶盛りの特徴となり、一般のお茶席とは異なる趣向となったのです。

そんな奈良の当地から東京へやってきた大茶盛。その舞台裏は、こんな具合でした……

 

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大茶碗にお茶を点てる様子は、お点前というよりも作業です。

直径30㎝を越える茶碗は、地元の赤膚焼はもちろん、備前焼や丹波焼がありました。
様々な産地から献上されており、西大寺には50〜60碗あるそうです。

当然、茶筅、茶杓、ナツメまでもジャンボサイズ(←死語?)なのですね。

西大寺から出土した黄金銭『開基勝寶』に似せられたお菓子120個は、すべてなくなりました。
……ということは、それだけの数の参加者だったのです。

広間には雪化粧の松や八幡宮が設けられています。
これは叡尊上人が茶の施しをはじめて行った1月16日の冬景色に肖っているわけです。

 

このような準備を経て、6回のお茶盛を実施。

まず、西大寺の僧侶(酒部さん、笹尾さん)による大茶盛の由来を聴かせていただきました。
続いて、お菓子をよばれ、そしてお薄を頂戴します。

重さ6〜7㎏ある茶碗なので、ひとりで持ち上げられずに隣の人へ力添えしてもらうところが、場を和気藹々とさせるのですね。

各回20名ほどが参加され、笑いあり涙なしで会が大いに盛り上がりました。

 

当方はMOLESKINEポケットでの『一日一奈良』なる題材として、その模様をノートにまとめました。

そして、ちゃっかりお茶をいただきました。

 

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このように大和の伝統行事への参加が東京で気軽に行えるとなると、いつぞや本拠地の奈良へ行きたくなるのが人情です。

そう、奈良まほろば館の狙いは「奈良ってええとこよ!」という情報を、東京の人たちにインストールすることだったのでした!

(奈良まほろば館の皆様、お世話になりました。ありがとうございました!)

 

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