次元の頭を働かせるルパンのコミュニケーション術とは!

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お手本になるようなリーダーがいないって? いやぁ、ちゃんといるじゃな〜い。それもアンタの目の前にね!(←山田康雄氏風に)
……ってなことで、ルパン三世のリーダーシップ研究です。

’71年テレビシリーズ第11話『7番目の橋が落ちるとき』は、なかなか見応えがあります。手錠されたルパンがワルサーP38を撃つスローモーションシーンは、すごく印象的でしたね。

物語は、街の中にかかる橋が連続爆破され、その犯行がルパンの仕業と発表されます。濡れ衣を晴らすため、ルパンと次元は真犯人を捜し出し対決するという内容です。

その冒頭で、ルパンは次元と共に6つ目に爆破される橋を予測します。
そこでのやり取りから、次元に意見を求めるルパンのコミュニケーション術の冴えが垣間見られました。

図解にすれば、こ〜んな感じ……

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ルパン「おまえなら、6番目はどの橋を狙う?」

次元「なんだ馬鹿馬鹿しい」

ルパン「次元、さっき現金輸送がどうっとか言ってたな」

次元「それならオレにも興味があるぜ」

次元が手帳を取り出し、現金輸送車の情報を語る。

ルパン「次元、そいつの輸送ルートを知っているか?」

次元「ああ、もちろん」

ルパン「ここからどう行く?」

次元が予想する輸送ルートに、ルパンは口を挟む。

ルパン「そこは通れないぜ。昨日落ちた橋だ。……としたらどう通る?」

つづく次元の予測も、ルパンは「その橋も3日前に落ちた」と指摘。

そうして6番目に爆破されそうな橋を見い出したのだ。

 

これらやりとりの始まりは、ルパンが次元へ「6番目の橋」を予想させることでしたが、「馬鹿馬鹿しい」という反応によって質問を切り替えます。

考えようとしない相手に「だからどうなんだよ!」と意見を強いるのではなく、興味のもてる対象へ話題を移したのです。
現金輸送のルートを次元に考えさせることで、結局は「6番目の橋」への推理に参加させました。
いわば、ルパンが最初から「6番目の橋はここだ」と断定するのではなく、質疑のロジックを重ねながら次元に「なるほど」と腑に落とさせたわけです。

このようにリーダーがメンバーと一緒に考えながら”ある解”を見出すことで、メンバーの理解度は深まり、今後の行動への不安や迷いを払拭できたりします。
メンバーを設備や装置のように単なるツールとして捉えるのではなく、物事を考えさせることで活動への主体性を持たせるのです。

そのためにルパンは次元の様子から判断し、とっさに質問を切り替えながら、考えを引き出す話の誘導を行うのでした。

……ま、最後はルパンの推理に次元が納得するという格好で納まりますが、次元からすれば自分も一緒に考えたというプロセスが重要なのです。
これから先の行動が、作戦の全体を理解した上で実践に移されるのですから……

さぁて次回の研究題材は『誰が最後に笑ったか』。チャンネルは決まったぜ!

 

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