閉じる

ルパン三世が第2話でみせるリーダースタイル。それは競合する者への敬意だ!

Pocket

 

日本ってリーダー不在かぁ?
いやぁ、ちゃ〜んとロールモデルがいるぜぇ。それもアンタの目の前にさ!(←山田康雄氏風に)

……ってなことで、ルパン三世のリーダーシップ研究です。

テレビシリーズ第2話が『魔術師と呼ばれた男』。これを観て、「おっ、ルパン三世って面白いやん!」と世間に知らしめた作品ですね。

ルパンと勝負するのは、パイカルっていう謎の男。
指先から火炎を吐き、空中に浮く。そしてマシンガンやロケット弾の攻撃にもくたばらない。
彼の人間離れした能力に、ルパンや次元はお手上げになります。

そんな手も足も出ない相手と戦う中で、ルパンがリーダーらしい魅力的な姿勢を発揮するのですね。図解にすれば、こ〜んな感じ……

0225 1

 

圧倒的な力を見せつけるパイカルという敵に対して、ルパンと次元大介は敗走するしかありません。
そこでルパンは呟くようにパイカルへの想いを洩らすのです。

ルパン「どうかしているぜ。あんちくしょ〜」

一緒に逃げる次元には、このルパンの言葉が敵を見下しているものではなく、あきらかな賞賛と聞こえるでしょう。

さらに後半。
パイカルの謎を解くマイクロフィルムを手にするルパンに、峰不二子は真剣な表情でお願いします。

不二子「謎は解けたんでしょ。だったら私にフィルムを頂戴」

ルパン「このフィルムはヤツと決着がつくまでは、ヤツのもんだ。君にやるわけにはいかない」

きっぱりと断り、道理を通すルパン。たとえ相手がぞっこんの不二子であっても……。

 

対立するコンペジターでありながら、ルパンはパイカルに敵意よりも敬意を示すのです。

他社や他部署に対して「だからあのチームはダメなんだよ」と蔑んだり、「経験と能力のないメンバーばかりだからね。あそこは」なんて小バカにしたりするトップって、内輪からみても「うちのリーダーってすげぇよ」とは感じませんよね。

どんな相手であろうと、ちゃんとその長所を認めたうえで、それ以上を狙おうとする方がメンバーの結束を得られ、意欲的に取り組ませられます。
そして、リーダーとしての品を感じさせるのです。

星と花形、矢吹と力石、アムロとシャアなど、魅力的な物語のライバル関係は、けっして相手を低く見るなどしません。
自分にふさわしい高い目標だからこそ、それを越えようとするモチベーションが生まれるのと同様ですし、まわりは応援をしたくなるのです。

 

そして、もうひとつリーダーとしての魅力を発揮するシーン。

それは、自らが率先して課題に取り組み、解決策をやってみせることです。
指先からの火炎と空中浮遊のトリックを解明し、次元の目の前で披露します。
物事を説明するときに、実演ほど説得力を伴うものってありませんからね。

でも結局、砲弾に負けない仕掛けが解けずに悩みは続くのですが。

……ということで、第2話はパイカルという好敵手を得て、ルパンのリーダーとしてのパーソナリティがよくわかるエピソードでした。

さて次回の研究は『さらば愛しき魔女』。チャンネルは決まったぜ!

 

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

コメントを残す

あなたのメールアドレスは公開されません。

© naragayoi 2020 | WordPress Theme: Annina Free by CrestaProject.