続:学ぶことへ抵抗する相手に、教える人として対処するべき方法(恒久対策編)

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前回は学ぶことへ抵抗する相手に、教える人として対処するべき方法(応急処置編)←リンク先』として、「おやおや、そう来ますか!」という受講者へ、暖かく見守る意識の切り替え方を記しました。

しかし、それで戦いが終わったわけではありません。どちらかというと、始まったのです。

もしその受講者がマイナス因子を放出しまくると、”腐ったミカンの方程式が引き起こったりします。
だから、その要因を「元から絶たなきゃダメ!」と肝に銘じ、取り除かなければなりません。

血を止める応急処置だけではなく、二度と怪我をしなくなるような恒久対策が必要なのです……

 

まず、注意すべき受講者の態度が、午前中の段階でどう変わっているかを観察します。

ここまでの講義を「おっ、こりゃ役に立つわい」と学びに感じてくれていれば、受講者の様子は僅かながら前向きに変わっていると安心します。

経験的には、午前中にグループワークがあり、ネガティブ受講者の意見をメンバーがうまく取り入れてくれたりしたら、その人物の態度は軟化していることってありますね。グループメンバーの”大人としての対応“によって、助けられたといったところでしょう。

ところが、そうした姿勢や意欲の変化が認められなく、さらなる悪化を感じたら。……昼休みには手を打たなければなりません。

 

いままで数回行ったことがある方法として、こんなのがあります。

昼食が終わり教室で休憩しているタイミングを見計らって、「ちょっとご相談させていただきたいんですけど、いまお時間よろしいですか?」とターゲットに声をかけます。
そして 別室へ連れて行き、「私も講師としていろいろと学ぶ必要があるので、ぜひご意見を聴かせてください」と下手から尋ねるのです。決して相手をたしなめてはいけません。

こうした機会をネガな相手でも臆せずに設けること−−とにかく話を聴いてあげる姿勢をみせることで、自分の考えをポジティブに話し出してくれるのです。

大方、研修自体への否定的な意見が飛び出すのではなく、この研修に参加する経緯への不満や会社に対するやるせない想いが述べられますね。

要するに、本人に問題意識があることは間違いありませんが、それが研修に対してどうのこうのではなく、自らの扱いに対する嘆きなのです。
ただ、そのメッセージ発信の仕方が講義を進める立場からしたら、まことに都合が悪いということになります。

だからガス抜きを手伝うことで、少しでも気持ちが晴れてもらえるなら成功です。

併せて「講師は敵ではない」という認識が相手に芽ばえてくれると、その後のプログラム進行に対する障害がグ〜ンと減っていくことでしょう。
もしかしたら味方になってくれるかもしれません。それなりに影響力があったりしますから。

 

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……とはいえ、ネガティブな態度の受講者が出席していないことを切に願うのが、自然な想いではありますが。

 

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