学ぶことへ抵抗する相手に、教える人として対処するべき方法(応急処置編)

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某上場企業のマネージャクラスに向けた戦略研修での出来事。

開始直前にひとりの受講者が、講師である当方へこんなことを訴えました。

「前に所属した会社が研修好きだったんで、過去にいろんな研修を受けてきたけど、タメになったことなんて一度もない。こうして今日は受講するけど、これは本意でないことを言っておく。私はこんな研修自体を認めてないんだ!

おぉ、開始早々の戦闘態勢。先制パンチを繰り出してきました。

さぁて、このような相手に対し、講師としてはどのように対処すればよいのでしょうか?

応急処置と恒久対策の2点から考えると……

少し微笑んで「おお、そうですか。本音を頂戴できて、講師としてはありがたいです」くらいのかわし方は、その場の止血処置として必要でしょうね。

ここで相手のネガティブな態度にひるんでしまえば、その後の展開において自信を欠いた表情や姿勢・態度となり、他の受講者へもマイナスな空気が漂ってしまいます。

したがって、笑みを浮かべた余裕ある受け答えをすれば、その落ち着き払った対応が周囲に安心感として拡がるのです。

 

では、どうやってそのような心理状態へ自らを保てられるのでしょうか?

当方は少し目を細めながら、「嗚呼、この人は可愛い人なんだな」と思うようにしています。
ストレートにハッキリと自分の感情を表してしまうということは、ちょいと幼い面を残しているのだと解釈するのです。

いくら何でも初対面の相手に向かって「おまえが嫌いなんだ」と言っている訳ではないですしね。

 

ではでは、なぜそんな反抗的な姿勢をみせてしまうのでしょうか?

少なからず、教わるという行為そのものに抵抗を示すのかもしれません。
学ぶことを他人に関与されたくないのか、教わるという時間が耐えられないのかハッキリはしませんが、どうしてもこの場の環境に馴染めないのでしょうね。

斜に構えてしまうことでしか、自分の身の置き場が見当たらないって感じなんでしょう。ストレスフルな状況では、それに負けまいとして強がっちゃう。そう思えば”可愛い”でしょ。

 

だから、教える立場として自信を失わないことです。決して、批難されているわけではありません。

ただ、相手の迫力に負けて自信のない教え方を続けていると、次第に「だから教わっても無駄なんだ」となり、さらには「アンタの教え方が悪い。アンタから教わるのはイヤだ」というふうに自己正当へ発展しますからね。

応急処置編は、以上です。

次回は、恒久対策編をまとめます! (← 次回分へリンク)

 

ちなみに、次のような受講者に出会うことも、講師として気持ちが萎えることとなるやも……(今村充裕氏監修)

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