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講師という仕事に就いてから、話し方の何が変わったのか?

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「大きくなったら、研修やセミナーの講師になりたい!」って夢見る子供。……出会ったことないです。
学校の先生ならわかりますが、お父さんの会社にも先生が存在するなんて思いもしませんからね。

おそらく企業研修の講師になるという選択は、社会に出てそれなりに労働の仕組みやビジネスのメカニズムを知ってから、その存在と可能性に気づくのでしょう。

斯く言う当方もそうでした。

そんな講師稼業に取り組むビフォー&アフターって何だろうか?

それはまさしく『話し方』の変化です。
巷で流行る”話し方を変えれば、なんかうまくいくぜ”的な書物に載ってもおかしくない(?)話し方で身を立てた体験者であるわけです。
だってこれがダメなら、十年以上この世界でやっていけないでしょうから。

では、何が変わったのか? それは……

自分が言いたいことで一杯ゝにならず、相手にどのような反応が起こるかを想定して話を組み立てていくクセが付いたとでもいいましょうか。

それを、“話し出す前”“話している最中”、そして“話し終えた後”と分け、各スパンにおける注力すべきポイントを実践するようになりました。
話すテクニックだけにこだわるのではなく、その準備段階やイメージングに力を入れるのです。

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話し出す前では、相手は話し手となる人物を観察しています。

「ええ感じの人や」と思われたら、好意的に人の話を聴く状態になってくれています。
逆に「なんや感じ悪い人やな」という印象を持たれたら、話の内容にまで警戒されてしまいます。

そんな心理的なバイアスが、同じメッセージであっても「ええ話しや」と「違うんちゃうか」に二分させるのです。

だったら、好意的に捉えてもらいたいですね。
そのためには、話し手としてのパーソナリティが求められます。
話し出す前にみせるパーソナリティ・アップは、また今度まとめたいと思います。

 

続いて、話している最中。
それは表現のわかりやすさによって相手を引き込むことです。

話を聴かなくなる受講者は、わからない箇所にひっかかり「やっぱ、難しいんだ」とあきらめが先に立ちます。
……ということは、最後まで話についてこられたら、なんだかわかったような気になってくれるのです。

いわば、難しいことを難しく説明するのは誰でもできますが、難しいことを聴き手のわかる表現レベルへダウンコンバートする能力が求められましょう。

そのためには、誰にでも理解できるよう数値や実例、具体的な行動を示したり、比喩を用いて「ほほう」と頷かせるのです。
歴史小説家が物語を創るとき、「平安時代と鎌倉時代、どちらが古い時代か知らない人にでも読めるように」と いう視点に立って執筆するような感じでしょうか。

 

そうして話し終えた後は、話の中味に含まれていた、重要性や緊急性、論理性や可能性、さらには革新性や発展性などが、聴き手へ届いている必要があります。
その結果、ターゲットは受け止めた話をキッカケに思考することとなり、なんらかの変化を見せ始めるのです。

だから、話す内容には相手に影響を与える情報を含ませて構成します。
その手法はまたいずれ紹介します。

 

……ということで、結論。

話し方って、“誰が”・何を・どのように”という三位一体を高めていくことでレベルアップします。

したがって、喋りの技法だけでなく話す前の準備や状態も含めて、自らの話し方スタイルがつくられます。

そんな“話す”という行為の前後にまで気を遣うようになったことが、講師になってから身についた変化だといえますね。

 

では、話し方は変わったけど、コミュニケーションで重要な“聴き方”についてはどうなのでしょうか?

それもまたいずれ……!

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