教わる人の気持ちを引き締める、点呼のやり方とは?【教えるスキルカード】

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自らのファンを集めてイベント的なセミナーを開くのは、多くのサポーターに応援されるホームゲームのようで、本当に羨ましい限りです。

しかし、企業研修の講師はそうはいきません。
毎日がアウェイでのゲーム。それも連戦です。
そして、そこそこ良い結果を残さないと、二度と試合には呼んでもらえないのです。

だから早い段階で研修参加者をやる気にさせ、受講姿勢を築いてもらわなければなりません。

そこで、ひと言でピリッとさせる方法があります。

それは出席者リストを目で追いつつ行う、“点呼”の仕方なのです……

 

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講師自身が自己紹介を行った後、出席者リストにある氏名を呼び、相手の「はい!」という返答と共に「よろしくお願いいたします」と一礼します。

これが当方の講義開始時での礼儀にしています。

その際、どうも他の人たちと比べて元気のない声で応答する受講者がいます。

「……おい」と消えるいるような声を出す人はまだしも、声すら上げない人もいるのです。

しかし、それを見逃したり、ひるんではいけません。

そんな人たちには、こちらは口角を上げて余裕の表情を浮かべます。
心の中で「あ、はいはい。その手の方ね」と受け入れるのです。

そして少し間を空けて、「よろしくお願いいたします」と声を大きめに上げ、相手に頭を下げましょう。

スタート時点から、そんな相手を集団の中に隠れさせてはいけませんからね。

ちゃんと反応に対応することで、研修としてのイニシャライズを行い、「君に注目(マーク)したよ」と思わせるのです。

生返事をする受講者の多くは、決して講師が嫌いなわけではありません。

まだ学習への始動をしていないのか、研修を受講するスタイル自体が気にくわないのでしょう。

ところが、変に注目される度胸もないので、ここはまず相手のネガティブな姿勢を受け止めてあげ、こちらからカンフル剤を与えておけばよいのです。

少なくともこうした点呼によって、わずかにでも気持ちが引き締まっていますから……

 

[カード情報]

効果:集中力

問い:一瞬で気持ちを引き締める点呼とは

答え:返事が小声だったら、その人物と目を合わせ、軽く微笑む

解説:受講者ひとりずつ氏名を呼び、その返答を聴きます。他者と比べて声が小さい場合は、口角をあげながら「よろしくお願いします」と発し、相手と目を合わせて間を取ります。受講者がシャンとします。

期待変化:参加意識、緊張感形成、学習意欲、関係性構築

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