ここ2年くらいでしょうか……。
ようやく当方は、企業研修におけるプロフェッショナルだと自負するようになりました。
その理由は、この仕事を開始してから10年以上食いっぱぐれなく続けてこれたこと。
そして、来年9月の稼働といった一年以上先のオーダーが入っているという事実。
さらには、NHKの『プロフェッショナル 仕事の流儀』 に取り上げられても、ええ感じに仕上がりそうやから。……妄想でした。
だから、本日のGigazineが取り上げていた記事『なぜ全てのプロフェッショナルがブログを書くべきなのかという10の理由』に反応してしまうのです。
さてその“10の理由”ってどんなもので、当ブログの運営でどこまでその効用が実感できるのかを三段階(〇、△、X)でみてみると……
◆1.ブログはあなたのコミュニケーション能力を高める(効用〇)
人に読んでもらう文章を書く機会となり、読み直すことで”推敲力”が養成されます。
読み手になって自分の文章表現をチェックすれば、講師として提供する情報の精査につながるでしょう。
◆2.ブログはあなたの技術を上達させる(効用〇)
読み手に何かを伝え、さらには教えることが、”知っている”から”知識”へとレベルアップできます。
教える仕事をしている身とすれば、ブログによって知識のブラッシュアップが可能になるでしょう。
◆3.ブログは知識のデータベースとなる(効用〇)
エントリーが増えてくれば、ブログ自体がひとつの知識資産として機能します。
講義で使っている話題やTipsなどを、データーベースを作るつもりでブログを更新していくと考えれば、モチベーション形成になりそうです。
◆4.ブログは強力なコネクションをつくる(効用△)
facebookと併用することで読んでいただける機会ができ、フィードバックを得られることで刺激にはなります。
ただ、情報を配信してその反応を楽しむことはできても、リアルなつながりを持たない限り、ブログだけではコネクションというレベルにまで成り立たないでしょう。
◆5.ブログを通じて友人ができる(効用△)
これもfacebookなどのソーシャルメディアがあることで、生まれるといえます。
新たに友人ができるというよりも、普段お会いできない方々との関係性が保てるというのが実感するところです。
◆6.ブログをすることで副収入が得られる(効用X)
全くありません。そのレベルに達するには、戦略が違います。
まず、副収入を求められるほど読者を集められるテーマでなくてはなりません。
“教える人のライフスタイル”では弱いですし、講師なる立場からはブログにそんな匂いを出してはいけないように思っています。
◆7.ブログはあなたに試供品をもたらす(効用X)
上記6と同じ理由で、これはそうした目的を持たないと成り立ちません。
講師業を営む者が、この6と7を当てにしたブランディングはNGと考える次第です。
◆8.ブログによってキャリアアップ(効用△)
ブログを書き続けることによって、自分は文章を組み立てて書き上げる能力があり、さらに継続できる人物だと自信がつきます。
そして、講義の幅を拡げたり、出版などの分野開拓ができるとは思います。
……が、そのための戦略はブログとは別に進めなければなりません。
◆9.ブログはあなたをその分野で有名にする(効用△)
上記8の結果によって、もたらされる成果だといえましょう。
講師業における有名人は、一般社会に対してよりもターゲティングされたところにあります。
そこにはブログで影響される対象は少ないように思われます。
◆10.ブログは多くの人に広めるための道具となる(効用〇)
ソーシャル的に影響力のある方々のバックアップがあれば、ブログはストック型の情報提供ツールとして大きな効果を発揮してくれます。
これに関しては、真摯にブログを更新し続け、期を待つしかありませんね。
……ということで、当ブログのプロフェッショナルとしての効用は、〇4-△4-X2という結果でした。
『プロフェッショナルがブログを書くべき10の理由』、それぞれについての詳細は、Gigazineの該当記事をお読みください!
