続・プロと呼ばれる人とそうでない人、4つの違い ②

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では、2つめの違いについてまとめましょう。

「おっ、この人ってプロやね」と頷かせるには、プロとは思えない人との比較によって認識できます。

前回の『現場対応力』は、様々な状況に対応できないでいる人が多いという事実の裏返しともいえますね。
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そんな対応するチカラは、ビジネス活動上の要望へ適応するだけでなく、コミュニケーションレベルにも拡がります。

 

「嗚呼、プロやなぁ、この人」と思わせるコミュニケーションスキルを、ひと言でまとめると……

『情報翻訳力』といえるでしょう。

自分の言いたいことを一方的に伝えるのではなく、相手のレベル(知識や経験、能力など)に合わせて情報をトランスレート(変換)してみせるチカラです。

 

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以前、あるシステムベンダーの提案をITコンサルタントの立場で受けたことがあります。
その際に提案者は、「……オープンソースで、……アーキテクチャーが、……データウェアハウスの」なんて単語をポンポンと発してきました。
隣にいるクライアント企業の担当者は、ちんぷんかんぷんなご様子。

提案終了後、「いやぁ、すごそうなシステムですね。ちょっと専門用語のわからないとこがあって、すべてを理解したわけではないですが……」と担当者が謙遜しながら感想を述べると、そのシステムベンダーの提案者はちょっと喜んでいるのです。
御社が理解できないほどの高度な技術を保有している当社はすごいでしょ、とでも言いたかったのでしょうか。

クライアントが下した結論は、もちろん提案却下。
「このシステム開発会社とはコミュニケーションできないな」と直感してしまったからですね。

……で最終的には、高度な技術であっても素人に理解できるようわかりやすく説明してくれたシステムベンダーの提案を採用したのでした。

 

難しいことを難しく伝えるのは、誰もができること。

しかしその逆となる、難しい情報だけど聴き手が興味を持って理解するレベルへコンバートしながら伝えることが、ビジネスを成功へと導きます。

いわゆるプロフェッショナルなコミュニケーションとは、『人を見て法を説く』こと。
相手のレベルに合わせて、情報をわかりやすくかみ砕いて伝え切る能力といえましょう。

 

ではどのようにすれば、聴き手に合ったコミュニケーションが実践できるのでしょうか?

それには少し準備が必要になるかもしれませんが、以下のを切り口から情報提供することで、聴き手の姿勢がググッと前向きになったりします。

数値など客観性のあるデータ →「日経新聞によると、昨年の数字は……」

具体例、事例などの前例となるケース → 「競合のA社が2年前に実施したのが……」

目の前で実践するデモンストレーション → 「じゃ、ちょっとここでやって見せるね……」

たとえ話など共通性のある話題 →「これって、このあいだの金環日食と同じ理屈だよ……」

 

こうした話の膨らませ方を取り入れれば、「なるほどね」と相手が膝を打つ反応に変わっていきます。

首を縦に振らせるコミュニケーションが、プロフェッショナルな人たちによって日夜実践されているのです。

では次回、”プロと呼ばれる違い”の3つ目となるポイントについてまとめましょう。

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