あの人気セミナーを、ガニエの9事象で分析してみた!

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本日は、『第4回No Second Lifeセミナー』に参加してきた。

月間160万プレビューのプロブロガーである立花岳志氏(No Second Life)が主催するセミナーだ。
当方はこれで3回目の出席となる。いつも新しい気づきがあり、刺激的なセミナーだといえよう。

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講義デザインを設計・構成していく方法論として、『ガニエの9教授事象』なる体系がある。

講師のインストラクションがどのような働きになるかを、ロバート・M・ガニエ教授がまとめたものだ。
そこには、このようなポイントが挙げられている。

①学習者の注意を喚起する

②授業の目標を知らせる

③前提条件を思い出させる

④新しい事項を提示する

⑤学習の指針を与える

⑥練習の機会を作る

⑦フィードバックを与える

⑧学習の成果を評価する

⑨保持と移転を高める

この9事象が、今回の立花氏のセミナーではどのように構成されているかを分析してみた……

セミナー時間は、午後1時30分から4時30分までである。
おおまかな時間経過に関しては、“aTimeLogger”で計測する。

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では、上記セミナーログを『ガニエの9事象』に当てはめてみよう。
(①〜⑨の数字は、上記の9事象の該当番号を指す)

まずは、今回のテーマである”セルフマネジメント”について、②の要素を伝えている。
未来の自分を考える重要性を、具体例を用いながら説明しているのだ。

「マニアックなアプリ紹介など期待しないで欲しい」とのメッセージが、③の効果を生んだ。

13:46での個人演習「5年前の自分を思い起こす」は、①となる。
今回のセミナーテーマである“セルフマネジメント”が、なぜいま必要なのかを本人に確認させている。

14:26「人生の6つの指標」は、④といえる。
はじめて提示される概念や知識が、聴き手に興味を持たせる効果を与えている。

引き続いて、それを参加者がまとめる演習では⑥が得られ、14:40からのグループ内発表には⑦の要素が入っていた。
個人演習をやらせっぱなしではなく、他者との情報交換によって刺激し合わせるのだ。

14:52からのバックキャスティング的アプローチにおいては、自身の例を用いるなどして⑤を高めている。
目標をタスクに変えていくなども、⑤を強調する具合となっていた。
いわゆる学習における効果的なヒントを与えているのだ。

15:18以降は、クラウド活用などの実践的な情報に移った。
ここでは知識の個人差が出てしまうが、④の要素を具体例で提供しているといえよう。

セミナー修了後には、参加者にアンケートを記入してもらい、⑧のための効果測定を行っている。

……以上、今回のセミナーでは、ガニエの①から⑧項目までが、見事に盛り込まれていた。

そこでひとつ欲をいえば……

部分的な解説は具体例が豊富で、たいへんわかりやすい。
これほどの情報量は、他のセミナーでは得られないかもしれない。まったく感服するばかりだ。

ただ、全体的な構造が見えづらいところがある。
目標達成という概念的なイメージを俯瞰で示しながら、いまどの部分を学んでいるのかを立体的に示してもらえたら、その理解度はさらに高まるものと思われた。
実践すべき詳細はわかるが、たまに全体像がぼんやりしてしまうといった感じだろうか。

たとえば、こんな風にロングショットとバストショットを駆使したカメラワークが加われば、よいかもしれない……

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……と、えらそうに講釈をたれてしまった。(上の例は、セルフマネジメント講座での板書

立花さん、同じランナー仲間として、許してくだされ。
次回のセミナーも、さらに期待する次第であります!

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