閉じる

教える人としての梅棹忠夫氏

Pocket

国立民族学博物館で開催されている『梅棹忠夫展』へ、ライフハックな人たちと訪れた。

梅棹氏に関しては『京大式カード』でその名を知るぐらいで、同行のライフハッカーほどの予備知識はない。
そこで素直に、展示物を拝見することにした……

研究者や学者など知識人は、自分の専門分野を探求し、その知見をより深めていく。

深めることは狭めることにもなるが、その分高いレベルを追い求められて、やがて生まれる結果が知識人としての存在価値につながる。
当方のような凡人からみると、賞賛すべき行為だ。

ただ、“教える人”となると研究者のような追求姿勢よりも、ある確立された概念や技術を教わる人のレベルに合わせて翻訳する役割が求められる。
浅く広く、そして面白くをモットーにして。

梅棹氏は、誰もが使える道具として『京大式カード』を紹介することで、研究者でありながら、我々一般ピープルのレベルに降りてきてくれている。

現代にも通じる情報整理技術の効果性を、平易に多くの人たちへ広めていった事実において、梅棹氏はまさに”教える人”なのである。

 

……ということで、展示場の2階に用意されていた『京大式カード』に、梅棹氏のイラストを描き残して尊敬の念を示し、会場を後にした次第である。

 

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

コメントを残す

あなたのメールアドレスは公開されません。

© naragayoi 2020 | WordPress Theme: Annina Free by CrestaProject.