教えるという場は、基本アウェイだ。
教える準備や設計をする場所を自らのホームだとしたら、教える空間は必ずしもそこにあるとは限らない。仕事道具を持って、教わる相手が待つ場所へ出かけることになろう。
特に、企業研修をする当方にとっては、毎日がそうしたアウェイでの活動である。
はじめて訪れるクライアント内や公共の研修会場に、当方が立つ場が与えらている。そこでは怖じ気づくことなく、その空間に馴染んで仕事を粛々とこなさなければならない。
実は現在も、茨城県の某所にある研修施設で4日間を過ごしている。
ではいかに自分がその空間において、ホームのような気持ちで臨めるのか……
まず、教える場を自分が好きな色をもつアイテムで飾ることだ。
自分を奮い立たせるコンセプトカラーを決めておき、できる限り教える道具をそれに統一しておく。
当方はオレンジをお気に入りの色とし、ノートや筆箱、スマートフォンのカバー、MacBookAirの拭き取りクロスを同色にしている。
さらにはSUICAカードケースにキーホルダーまでが、ミカン色に輝く。
こうした色の効果は、スポーツの世界では顕著だ。
関西人である当方の友達や親戚縁者には、熱狂的なタイガースファンが数多くいる。だから甲子園が黄色に包まれるのは当たり前だ。
しかし、在京球団のレフト側スタンドもまるでホームのように盛り上がっている。特に神宮や横浜では、ホーム球団のカラーよりもタイガース色が目立つ。
そう、アウェイでありながらも、タイガースはホームでゲームを行っているような精神的支えを受けて試合を行っている。
だからといって、必ずしも勝てるわけではないのだが……。
ちなみに、当方はオレンジ色を好むといっても、決してジャイアンツのファンではない。
この写真のノートに貼られたシールを見れば、どこの球団を愛しているかおわかりだろう。
