なぜ講師所感を書くのが嫌いなのか、内緒の話

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嫌なことをするには、その中に自分の好きな要素を入れていき、少しでも抵抗する気持ちの敷居を下げる必要がある。それが当方の場合、最新デジタル機器やこだわりのガジェットを使うことで実践しているとは、前述の通り。
まぁ、仕事に好きも嫌いも言ってられないのだが、前向きになるかならないかは、誰にでもある言い分だろう。

講師として一仕事を終え「さぁ、次や!」と前を向いているのに、「ちょっと待たんかい」と振り返りながらの所感作成は、なかなか意欲が上がらない作業のひとつだ。

なぜそう考えてしまうのか。
それは講師所感が、必ずしもクライアント(受講者側)の要望として作成されていない場合があるからだろう。
どういうことかというと……

実は、研修エージェント(研修を企画運営するプロダクション的組織)がクライアントに訪問する際、「講師から所感が上がったのでお持ちいたします」的な切り口にして訪問することがある。
そう、講師所感は営業活動のきっかけとなる販売促進ツールなのだ。

そこで必ずや次のオーダー結びつけば、講師側としても所感作成作業の苦労は喜びに変わるが、その保障はどこにもない。クライアントの要望によっては、研修エージェントは別の講師に声をかける場合がある。

そのこと自体は講師評価がベースなので、仕方がないところなのだが、エージェントはビジネス機会を維持しながら、肝心の講師の耳にはねぎらいの言葉すらない。

こうした一連の動きをエージェントの営業から聞かされたので、勝手ながらマイナスな印象の作業を強いられている気になってしまうのだ。

別にひどい話ではなく、至極当たり前の要求だし、結果的には講師の力で物事が決まるので納得できる。
ただ、その状況は全く講師へは伝わってこないから恐怖だ。

そんなこんなで、講師であっても人間ができている訳でなく、かえって芸術家肌の情動的な傾向が強かったりするから、そんな自分を追い込む可能性のある作業に気持ちが乗らないのは当然なんだ。
……と、講師業を営む自分の弱さを、大いにさらけ出した次第である。これって、カッコイイのか?

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